◆入院六日目 夜

今病院は面会禁止なんだけど、
物を持ってきてもらうのは可能なんだよね。
今日は両親がやってきた。

お見舞い何が欲しい？って聞かれて
シャンプーとコンディショナー
って答えた。
現実的な依頼をしてしまい申し訳ない。

で、お菓子やら珈琲やら色々持ってきてくれた。

で、お見舞いといえば！


めっちゃ綺麗！
花瓶まで買ってきてくれてたー。
なんか、わたし入院してます！！
って実感が沸くねー。
(ここの病棟は花禁止されてない区域)

やっぱ見舞いは花だなっ。

妹からは


ぐでぇぇーー。
もうちょいよい場所で取れば良かった。
ぐでたまぐっつちゃくちゃくと溜まってきてます。

むふふっ

夕食



鶏のから揚げ香味ソース
美味しいっ！
ねぎがいいね。
食欲をそそるわ。
甘すぎないアンも良かった。

ブロッコリーのクリーム煮
白菜のおかか和え
メニュー見たとき、
白菜のおから和えに見えて、どんな料理だろうと思ってた。
おかかだった。
バナナ

今回はらくらく食べれたっ。
唐揚げのおかげかな？
胃が広がったかな？ﾋｨ

◆入院六日目 昼

朝食についてたジョア
ひさびさ飲んだわ。
生きて腸に到達する乳酸菌！

飲んだらすぐに、ゴロゴロ音がした。
到達して、活躍するの早いっ

乳酸菌って見たことないけど、
顕微鏡でみると、このジョアの中で
乳酸菌がｳﾖｳﾖしてるんだろうなーと
想像してしまった。
ｳﾖｳﾖを飲んで、腸まで届いて？
その後の乳酸菌は、どうなるのか！
誰か教えて下さい。

どうでもいいけど。

でも、暇なので調べてみた。

乳酸菌は生きたまま届くと、整腸作用？
胃酸によって死んじゃうと、善玉菌がそれを食べて、免疫力upになる？
乳酸菌には、動物性と植物性があって…

あってるかどうか確認しようと思ってね
再度調べたら、なんか違うこと書いてた。

結論よくわかんないけど、乳酸菌はとてもよい！ってことが分かった。

昼食



さばのカレー焼き
すいとん
ポテトサラダ
冬瓜の煮物

すいとんもすきー！
ここの食事は美味しいのだけれども、
量が多いので、食べきるまでに２０分以上かかってしまう。
ご飯を食べるのも結構な作業だなーと初めて思った。


朝の回診
先生方御一行が、どうですかーってご機嫌うかがいに来る。
ご機嫌というより体調か。

その時になんですか！
それ便利ですね。
iPadに立て掛けてるんですかー。考えましたねぇ

それが、こちら


とても快適に読める。
高級本立て。

というか先生よ。
これはiPadではない。
Androidタブレットです。
どっちでもいいけど。

この写真の本。
すごく長い長編でまだあと２００ページ以上もあるんです。
とても読みごたえあります。

有栖川有栖の女王の城と思いきや、女王国の城っていう小説だよ！

背表紙裏に書いてるあらすじを書いてみるね(暇だから)

「舞台は、急成長の途上にある宗教団体〈人類協会〉の聖地、神倉。
大学に顔を見せない部長を案じて、推理小説研究会の後輩アリスは、江神二郎の下宿を訪れる。
室内には神倉へ向かったと思わしき痕跡。様子を見に行こうと考えたアリスにマリアが、そして就職活動中の望月、織田も同調、四人はレンタカーを駆って木曽路をひた走る。
〈城〉と呼ばれる総本部で江神の安否は確認したものの、思いがけず殺人事件に直面。
決死の脱出と真相究明を試みるが、その間にも事件は続発し…」

◆入院六日目 傷口と初入浴

今日からシャワーだぁぁ！
わーいって喜んでた。

看護婦さん「んじゃ、ガーゼ取りますねー。」
新しいガーゼに変えるのかと聞けば違うという。
ええ！もう傷口閉じたの？
まだ痛いけど、なんだろ雑菌とか。
ええ！これからシャワーなのに、んー、理由なき不安。

手術で不安感じないのに、こんなことで不安に感じる私の脳内の七不思議。


開腹手術を縫った傷をガーゼで覆って、
でっかいテープで貼ってある。

これさ、テープをは、はがすのがっがっ

あれ？痛くない。

痛くないシールみたい。ほー技術は進化してるのですね。

んじゃ点滴を押さえてたあのテープも、こんなんにして！あれ痛かったわ！！


げ。
傷口を見た。
ぐろっ！！！！
きもっ！！！！
エクソシスト！

さすが、１４㎝
貫禄の長さ。
あと、縫ったっていう表現使ってたけど、
今ホッチキスのようなもので
ガシャンガシャンなんだね。
そういや見たことあったな。ドラマかなんかで。

で、この傷口
口で言っても伝わらない。
写真ならきっと悲鳴もの。
ならば、私の画力で伝えるしかないでしょ。





分かりやすい。


そして、湯船には1か月くらいしないと入れないみたい。
ということは、温泉も当分入れないってことですね。

で、この傷口どうすんの？
洗うの？こわいの？

泡で洗ってください。
ふやかして、血のかたまりを綺麗にとったほうが、傷口が綺麗に直ります。
吹くときは、擦らないで、押さえて水分拭き取ってください。

わ、わかった。
たぶん…

幸せな初シャワーが、
おそるおそる恐怖のシャワーになりました。

ほら、傷口に洗髪の泡がくっついたら、汚いのでやばいかなーとか、濯ぐときも傷口につかないようにしたり、でも、あまり変な体勢とると傷口痛いし。
すっげー考えながら入りました。

血のかたまりをあえて取ることはしませんでしたが、けっこう綺麗になりました♪

これ…ホチキス取るのも怖い…よね。

何はともあれ、退院ももう少しです。
足りない…





※あと、今は看護婦っていう表現を使わないで、看護師だと思うんだけど、看護師さんも患者さんもみんな看護婦さんって言うので、いっかなーと思い使ってました。

◆入院六日目 朝

熱は昨晩のうちに下がった。
寒気がして、熱が上がって
毛布もらって、寝てた。
３０分くらいしたら、暑くなってきて
体温測ったら下がってた。
風邪じゃなく一時的な何か？

熱と言えば、昨晩の回診で
隣の患者さんが熱が３９度以上あがったってことを看護婦さんに伝えてた。

隣のベッドにいた私。
(カーテンで完全に覆われてます)
とっさに、マスクをした。

看護婦さん「あらー、ほんとだ。顔まっかだ。あらー大変だ。今何度かな？」

熱を再度測ってもらっている。
先生に診てもらわないとって話をしてる。


看護婦さん「◯◯さん！３６.９度だよっやっだー。びっくりしちゃったー。」

私はマスクをさくっと取った。


朝ご飯


オムレツ
玉葱煮
菊と麩のみそ汁
ジョア

オムレツについていた、ピーマンの塩炒めがうまかった。
これ彩りいいし、お弁当に緑色少ないときちょっと入れるのもいいかもしれない。



いやー。傷の痛みもだいぶ退いてきましたね。
寝てるとき、寝返りがきつかったんだけど、それもだいぶスムーズになってきましたよ。ちょっとの痛みや、痛くない体勢ってのは、やっぱ限られますけども。
そうなるとだ。
私の寝ながら自由行動が激しくなる(いわゆる寝相の悪さ)

ベッドから足がはみ出て、
んあ？
って目覚めましたよ。

落ちたらどうしようwww

◆入院五日目 夜

本を読んでいると、声が聞こえる。
という不思議な現象は私には起こりませんでした。
声や映像を想像するってことはありますけどもねー。

なんか、私のからだから摘出した左側卵巣腫瘍なんですけど、両親さらにまさかの旦那まで写真取ったらしいですわ。
うちの両親なら分かる。
旦那までってのは驚いて
「珍しいー」
っていったら、
「思わず！取りたくなるくらいのものだった」

どんなものなんでしょう。
１４㎝×７㎝だっけかな？の物体。
わたしがその写真の話題をしても、誰も写真を送ってくる人はいません。

そして、今日聞いた新事実！
それは、朝旦那と電話をしていた時のこと。
わたし「毎日やたらご飯食べてるのに、２キロ近く痩せた。これ筋肉だからすぐ体重もどるけどなー。」

すると、思いがけない話が
旦那「まぁ、７７０gのもん取ったから、その分は確実に減ったな」

何それ何それ！！！
私の腫瘍１４cmってだけでも驚いてたのに、７７０gって！！！
ハンバーグステーキ３００gもかなりきっついよ！(食うんか)

ぁあぁ、わたしが体重重かったのは、腫瘍の７７０gのせいかぁ
(そんなん減ったくらいで、びくっともしない贅肉勢)



ぶりの揚げ浸し
生まれて初めて食べたわ。
ずいぶん手の凝ったものが出てきましたわ。

アスパラマヨネーズ

茶碗蒸し
大好き！茶碗蒸しっっ
三つ葉たっぷりでとーーーっても美味しかった！
いいねいいね。

梨缶詰め


元気が有り余って、一階まで何度も遊びに行っていたせいなのか
(看護婦さんにマスクしてるとは言え、一階は用がある時だけにしましょうねー。インフルエンザ予防期間なのでー。と注意されたった)
部屋にひさびさ午後３時に戻ったら、寒い。
お布団かけても寒い。
毛布もう一枚もらった。
熱を測ったら３６.５度。
大丈夫だな。
フリースきて、お布団かぶって安静に本を読んでた。

１７時に熱を測ったら３７度。
あぁあ。
明日の朝までに熱を下げなくちゃね。